ひび割れたリミッター。
今さらサンデー19号の話題もなんだかなーと思いつつw
19号掲載の「絶対可憐チルドレン」126th sense. 「ファントム・メナス(2)」の扉イラストは、大人になった薫がパンドラの澪や紅葉と並んでるというものでした。初めて大人の姿が描かれた澪についても語りたいことは山ほどありますがw ここでは薫のことを。
かなり前ですが、5巻の表紙で大人の薫が「パンドラ」のロゴの入ったベルトをつけている、というのを書いたことがあります(「大人になった薫のベルト。」)。そんな感じで、ちょこちょこっと細かいネタを仕込んでくる椎名センセですが、今回の「ファントム・メナス(2)」の扉イラストでも気になる部分がありました。それは左手首。
図でちょっと拡大してる部分ですが、この薫は少女時代と同じように「バベル」謹製の、もっと言えば、皆本が開発してプレゼントしてくれた「新型ESPリミッター」をつけています。が、よく見るとヒビが入ってますね。つまり、(たぶん)壊れてるんじゃないかと思われます。
「ファントム・メナス」編では、ブースターとしてのリミッター(ええい、ややこしいなw)がクローズアップされてますが、この状態ではもう使えない。そんな役立たずなESPリミッターを(言ってしまえば未練がましく)身につけつつ、強い表情で「パンドラ」メンバーと肩を並べてる。そんな状況に、この薫のアンビバレントな心境が伺えるような気がしないでしょうか? この視線の先には、なにがあるんでしょう。
さらにもうちょい妄想をふくらませていくと。
椎名センセは以前ブログで、薫の髪型についてこんなことを書かれています。
薫は最初小学4年生でショートヘア。最後の射殺シーンもショートヘア。でもその間に長くしてる時期があるのね。自分もエスパーとして反乱に参加すると決めた時、のばしていた髪を切って昔の姿に戻した、みたいなそんなカンジの裏設定。
でも、この薫、髪長いままですよね。てことは、まさに今、バベルと決別しようとする瞬間を描いた絵ではないかと想像できなくもないです。この次の瞬間、髪をざくっと切って、澪たちとともに去っていく、みたいな。そのとき、このひび割れたリミッターはどうするのか。置いていくのか、このまま着けていくのか。
とまぁ、そんなようなことをウダウダと考えてしまう絵だなー、という話。です。おわりw
ああっ、本編の感想が書けないっw