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サスケ部屋mk2

――だらだらお絵描き。
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>>[有]椎名百貨店、文庫版で復活!

 C-WWWの感想掲示板での井汲 景太さんの書込みより(こちら)。

 小学館の「来月のコミックス発売予定表」に、椎名高志センセの「[有]椎名百貨店」が小学館文庫としてラインナップされています。見落としてたw 概要はこんな感じ。

●[有]椎名百貨店 1
 ・著者:椎名 高志
 ・ISBN:9784091938053
 ・定価:680円(税込)
 ・発売日:2008年08月12日(火)


 以下、大雑把に紹介しときますね。

 もともと「[有]椎名百貨店」というのは、椎名センセが週刊少年サンデー増刊号で1年間、毎月掲載していた短編連作のシリーズ名でした(全14話)。あの「GS美神」の元になった「極楽亡者」も、この連作の中から生まれました。

 椎名センセ的にもこの名前は気に入ってるみたいで、2000年に立ち上げた個人サイトにも「[有]椎名百貨店 電脳支店」という名を冠してます。

 で、その中の作品に、デビュー作である4コマ漫画「Dr.椎名の教育的指導!!」などを加えて1991年に出たのが、単行本「[有]椎名百貨店」です。これは、椎名センセの初めての単行本でもあります。

 1994年までに3巻まで発行。また、2000年には全作品を1冊にまとめたワイド版が発行されました。

 ワイド版も含めて、今ではちょっと手に入りにくい感じになってましたので、この文庫化は嬉しいことですねー。

 最近発売された「[有]椎名大百貨店」を見てもわかる通り、椎名センセの短編は絶品です。それに、「[有]椎名百貨店」の収録作品は、デビュー作を含めた初期作品なんだけど、どれもこれも新人のものとは思えない完成度です。

 特に、読んだことない方は、椎名高志の原点に是非触れてほしいです。てゆか、絶対に買うべき! 決して損はしないと思いますよん。

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>>今日は何の日?(2007年5月13日)

突然ですが、5月13日は何の日かというと――

宮本武蔵と佐々木小次郎が巌流島で決闘したり(1612年)、NHKが国産テレビの試験電波発信を開始したり(1939年)、ジャンボ鶴田選手が亡くなったり(2000年)、あるいは、笠智衆、中村メイコ、平井和正、スティーヴィー・ワンダー、ボビー・バレンタイン、小林まこと、井上和香といった方々の誕生日だったり。

――とまぁ、そんな日です(参考:5月13日 - Wikipedia)。

では、2007年5月13日、つまり今日は、何の日でしょう?

2007年5月13日に帰ろう。答えは「クモの毒に冒された妻・令子を救うべく、未来から逆行して来た横島忠夫が、ふたたび未来へ戻るべく文珠で設定する日付」です(長っ)。もちろんこれは、椎名センセの代表作「GS美神 極楽大作戦!」の中の話です。

このエピソード「ストレンジャー・ザン・パラダイス」(「GS美神」第28巻収録)は、1997年に描かれたもの。もう10年前なんですね。

GS世界での横島クンは、その10年で、文珠を14個制御できるところまで成長しましたが、読者たるワタクシは……いや、考えるのはやめとこう(笑)。


私のことはさておいても(笑)、「10年」という言葉は、いろいろ考える言葉でもあります。たとえば、「二十四の瞳」(壷井栄・作)の書き出しは、印象的ですよね。

十年をひとむかしというならば、この物語の発端はいまからふたむかし半もまえのことになる。

ひとむかし――。これはまた、なんという響きでしょう。まぁ、改めて引用するまでもなく「十年ひとむかし」というのは普通の慣用句になってますけど、なんかこー、遠い目になってしまう言葉ではあります。

もっとも、「10年」という歳月が長いのか短いのか、状況や主観などによって変わるでしょう。もちろん、時代背景もあるのかもしれませんし、登場人物の性格/舞台背景にもよるでしょう。

たとえば、「最後の一葉」「賢者の贈り物」などでおなじみの作家オー・ヘンリーには、「二十年後(After Twenty Years)」という短編があります。20年の歳月を経て出会う親友同士の話ですが、ほんの数ページの短い話の中に、男たちの人生が凝縮された名作です。オー・ヘンリー的には、歳月を示すには「20年」が必要だと思ったのかもしれません。

ただ、椎名センセは「10年」という記号を時おり使われます。今連載されてる「絶対可憐チルドレン」においても、10年後の未来と現在の違い、みたいなのがテーマのひとつになってますよね。

まぁ、だからどうなの? みたいな結論まで考えることはしませんが(めんどくさいしw)、10年前、なにをしてたのか、10年後、なにをしてるのか、たまには遠い目になってみても楽しいかもしれませんよね(テキトーなオチ)。


蛇足ながら、未来から来た横島忠夫のGS免許証(正確には「対心霊現象特殊作業免許証」)に書かれてる交付日は、これまた「5月13日」となっています(ただし、平成14(2002)年)。椎名センセには、この日付にもなんかこだわりでもあるんでしょうか?

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>>クナイ伝/熱血たばさ号。

末摘事変の動揺さめやらぬ週刊少年サンデー第8号ですが(事変ゆーな)、発売前から個人的に注目してた漫画があります。それは、

クナイ伝」(緒里たばさ・作)

緒里たばさ(いおり・たばさ)さんの、週刊誌デビュー作。前の作品は、増刊に出てたりしてますね。絵的な、特にキャラクターの完成度は、非常に高いです。てゆか、すごい。

その完成度の一端は、こちらで伺うことができます。

>> 熱血たばさ号

熱血たばさ号ナニがすごいって、日々更新されまくる日記(Blog)のページが、それはもうモノすごい!

1月だけで、もう21回も更新されてて(26日現在)、そのほとんどにイラストが添えられています。それも、カラーあり、ネタありで充実しまくりです。上手いなぁ、というのももちろんあるけど、描くのが好きなんだなぁ、と思わされますね。

2007/01/07分では、サンデー表使用のカラー原稿の元絵も見られます。あと、1/25分では、本誌でつぶれちゃったという絵が見られますね(本文に仕込んであって気づきにくいので、注意)。どっちも美しいです。必見。

細やかな絵は雑誌ではつぶれがちだけど、単行本ならもうちょいマシだと思うので、早く単行本化されるといいですねー(ホンマに)。


緒里たばささんは、「一番湯のカナタ」のあたりで、椎名高志先生のアシスタントをされてたと記憶しています(どっちのサイトにもそれっぽい記述がないので、ちょっと不安になってきましたが、漫画博士のSS作家・ライスさんに聞いたので、だいじょうぶでしょう(笑))。

もちろん、それだけが理由じゃないけど、すごく期待できる人だと思います。これからも、何回も何回でも見たい。がんばってほしいですねー。

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>>「少女ファイト」を買った。

少女ファイト(1)絵なんか描いてると、ごく当たり前の感情として「上手くなりたいなー」とか思うわけです。あるいは、「ああ、下手だなー」と思ったり、嫌んなったりする。

同時に「上手いって、どういうことなんだろうなー」とか思ったりもします。デッサン? 描線の美しさ? 色彩感覚? 巧みな構図? 美しい効果? もちろん、どれもが重要なファクターなんだけど。そして、自分にはなにもかも足りないものだけど。でも、「そういうこっちゃないよなー」とも思ったりして。

日本橋ヨヲコさんの絵に、「上手い」という修飾語が似合うのかどうか、正直ちょっとわからない。テクニカルではないと思うし、トレンドに乗った作風でもないかもしれない(今のトレンドがどんなのか知らんけども)。

でも、そのあらゆる要素が、「上手いなぁ」と思います。ホントにしみじみそう思うし、憧れます。そして、また悩むんですよね。

上手いって、どういうことなんだろうなー。

上手くなりたいよね。ホントにね。
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>>アシュ様はなぜ?

GS美神・ちびヒャクメ様(絵と文はまったく関係ありません)

サスケは、何度も読んだ本であっても、読み返すたびに必ずなんらかの発見があります。
嗚呼、なんと豊かなる感受性……ということではなく、要するにうかうかと読み飛ばしてるだけなんだけど。

で、今まで何十回、もしかしたら何百回と読み返してる「GS美神」ですが、また新たな発見がありました。というか、新たな疑問が湧いてきました。それは、

アシュタロスは、なぜ倒れたのか?

この場合の「倒れた」とは、最終決戦の「究極の魔体」のことではありません。西条さんが倒したよれよれアシュ様でもありません。コスモ・プロセッサを前に横島クンと美神さんが対決した、ばりばり元気なアシュ様のことです。
続きを読む>>
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>>椎名センセの描き分けに関する考察。

GS美神・おキヌちゃんこのエントリは、以前(7/1)に書いたものをBlogに転載したものです。

─ ─ ─ ─ ─

今週(6/28発売号)の「絶対可憐チルドレン」もおもしろかったですねー。でも、今週の週刊少年サンデーで見逃せなかったのは、なんといっても巻末の作者コメントです。

今週のお題は「好きな髪形」。それに対する椎名高志センセのコメントは、

「髪型で見分けるとあとで困るので、乳とか尻に重点を置きます


というものでした(ちくわぶさん、ご協力感謝)。

これをふまえて、センセの代表作「SG美神 極楽大作戦!」を思い出してみましょう。主人公・美神令子さんは、「豊満なボディを誇る」イケイケ女です。

その美神さんのすぐ側にいる女性といえば、おキヌちゃん。貧にゅ……じゃなくて、「慎ましやかな体形」をしています……(涙)。

サスケは今まで、おキヌちゃんが貧にゅ……じゃなくて、「慎ましやかな体形」をしているのは、あくまで年齢的なものであり、きっと輝く未来があるのだと思っていました。が、どうやらそれは誤りだったようです。設定上の必然だったんですね……。

美神さんの側にいる限り、おキヌちゃんに未来は……。
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