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サスケ部屋mk2

――だらだらお絵描き。
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>>今日は何の日?(2007年5月13日)

突然ですが、5月13日は何の日かというと――

宮本武蔵と佐々木小次郎が巌流島で決闘したり(1612年)、NHKが国産テレビの試験電波発信を開始したり(1939年)、ジャンボ鶴田選手が亡くなったり(2000年)、あるいは、笠智衆、中村メイコ、平井和正、スティーヴィー・ワンダー、ボビー・バレンタイン、小林まこと、井上和香といった方々の誕生日だったり。

――とまぁ、そんな日です(参考:5月13日 - Wikipedia)。

では、2007年5月13日、つまり今日は、何の日でしょう?

2007年5月13日に帰ろう。答えは「クモの毒に冒された妻・令子を救うべく、未来から逆行して来た横島忠夫が、ふたたび未来へ戻るべく文珠で設定する日付」です(長っ)。もちろんこれは、椎名センセの代表作「GS美神 極楽大作戦!」の中の話です。

このエピソード「ストレンジャー・ザン・パラダイス」(「GS美神」第28巻収録)は、1997年に描かれたもの。もう10年前なんですね。

GS世界での横島クンは、その10年で、文珠を14個制御できるところまで成長しましたが、読者たるワタクシは……いや、考えるのはやめとこう(笑)。


私のことはさておいても(笑)、「10年」という言葉は、いろいろ考える言葉でもあります。たとえば、「二十四の瞳」(壷井栄・作)の書き出しは、印象的ですよね。

十年をひとむかしというならば、この物語の発端はいまからふたむかし半もまえのことになる。

ひとむかし――。これはまた、なんという響きでしょう。まぁ、改めて引用するまでもなく「十年ひとむかし」というのは普通の慣用句になってますけど、なんかこー、遠い目になってしまう言葉ではあります。

もっとも、「10年」という歳月が長いのか短いのか、状況や主観などによって変わるでしょう。もちろん、時代背景もあるのかもしれませんし、登場人物の性格/舞台背景にもよるでしょう。

たとえば、「最後の一葉」「賢者の贈り物」などでおなじみの作家オー・ヘンリーには、「二十年後(After Twenty Years)」という短編があります。20年の歳月を経て出会う親友同士の話ですが、ほんの数ページの短い話の中に、男たちの人生が凝縮された名作です。オー・ヘンリー的には、歳月を示すには「20年」が必要だと思ったのかもしれません。

ただ、椎名センセは「10年」という記号を時おり使われます。今連載されてる「絶対可憐チルドレン」においても、10年後の未来と現在の違い、みたいなのがテーマのひとつになってますよね。

まぁ、だからどうなの? みたいな結論まで考えることはしませんが(めんどくさいしw)、10年前、なにをしてたのか、10年後、なにをしてるのか、たまには遠い目になってみても楽しいかもしれませんよね(テキトーなオチ)。


蛇足ながら、未来から来た横島忠夫のGS免許証(正確には「対心霊現象特殊作業免許証」)に書かれてる交付日は、これまた「5月13日」となっています(ただし、平成14(2002)年)。椎名センセには、この日付にもなんかこだわりでもあるんでしょうか?

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