白いアオザイ。
椎名先生のサイトで「完成原稿速報」が更新されてますー。
今回は、サンデー第14号(次々号)掲載分「絶対可憐チルドレン」でのエクステ装着でロングヘアーな薫(変な顔してるけど)や、アニメ『大江戸ロケット』の情報など、見どころ満載ですけど、ここにちょっと注目してみました。
不二子ちゃんが着ているのはチャイナドレスではなくベトナムのアオザイです。
そーだったのかぁ。アオザイとは、またニクいセレクションですねー。サスケも大好きであります。
もともとのアオザイは、不二子ちゃんが着ているものよりは、上着の裾はもう少し長く、パンツ(クァン)はもっとひらひらしたパンタロン風が多いように思います。
ただ、不二子ちゃんが着用しているのは戦闘シーンですから、闘いやすいようにアレンジされているのかもしれないですね。とか言いつつ、アオザイのデザイン・バリエーションのことは、よく知らないんですけど。
そういったデザインそのものより、私的に気になったのは、不二子ちゃんが選んだアオザイの「色」です。
Webマガジン「マカロニアンモナイト」に掲載されている、河野朝子さんのフォト・エッセイ(いい感じの写真ばっかり!)に、実に興味深いことが書かれています。
一種、ヴェトナムの象徴と化している感のあるアオザイ。これには『白は未婚のティーンエイジャー用』『色がダークになるに連れてオバサン度が高くなる』というお作法があるんだそうで、ヴェトナムではその白のアオザイが女子校の制服だったりする。
『白は未婚のティーンエイジャー用』『色がダークになるに連れてオバサン度が高くなる』。以上をふまえて不二子ちゃんのアオザイを見ると……白いですね……。不二子ちゃんのこだわりが、感じられるところであります(やや涙しつつ)。
絵は、葵にアオザイを着せてみたもの。決してアオ(ザ)イという駄洒落ではありません。ありませんったら、ありません。