非常に今ごろ感ただよいますが、「絶対可憐チルドレン」6巻を買ってきました。あー、おもしろい、おもしろいよー。
以下、思いついたことを、ランダムかつダラダラと。
●10歳のあの人。
表紙の折り返しは「10才の地図」。兵部少佐や蕾見不二子管理官など、いろんな人の10歳当時の姿が描かれていますが、中でもオチに使われた人物は強烈です。衝撃的と言ってもいい。
それが誰かは(あちこちで紹介されてるけど)いちおう秘密にしときますが、とてもラブリーな少年です。
ちょっと疑問なんだけど、いわゆる「ショタ」好みな方は、この人物の10歳の姿を見て、萌えるのでしょうか?
ビジュアル的には確かに萌え萌えっぽく映ります。……が!! 別の見方をすれば「愛らしい美少年が愛らしい美青年に成長するわけではない」という教訓であるかもしれないのです。
そう、これは、椎名高志の提示する恐るべき「踏み絵」かもしれないのです(ぶるぶる)。
●世界へ羽ばたくパンドラ。
5巻では、バベルの仲間として「コメリカ」の人たちが出てきました。ほんで、この6巻では、パンドラの取引き先として「西エイジアの某国」というのが出てきます。
リアル社会での私たちにとって、「コメリカ」っていう国(によく似た国)は、良くも悪くも馴染み深すぎる面があり、言ってみればどう料理しても大した影響はない気がします。でも、「西エイジアの某国」(によく似た国)は、ちょっとタイムリーですよね。
世界が破滅するかも?というテーマを内包した「絶チル」の世界において、こういう国や組織を出すのは、ややデンジャラスな感じがしなくもない……かなぁ?
気にしすぎかもしれないですけども。
●天使で悪魔。
「絶チル」には、連載スタートから「ザ・チルドレンは天使 or 悪魔?」というテーマが盛り込まれています。要するに「エスパーの能力を活かして、人類の幸福に寄与するのか」それとも「ノーマルと対立して、破壊をもたらすのか」ということですけど。
で、「悪魔」になるってことは、当然「ノーマルと対立」ということ、つまりは、エスパーの組織である「パンドラ」に与するということ……だと思うわけなんだけど。
でも、6巻収録の「パンドラの使者」のエピローグで、澪タン、つまり「ヘコんでるエスパー」を救おうとした薫の背中には、「天使の羽根」が生えていました。そして、その天使な薫の中に、澪は「破壊の女王」の片鱗を見たわけですね。
これは、チルドレンが大人になったとき、天使なのか悪魔なのかを判断する基準みたいなのは、単純な白黒では考えられないのかも、みたいなことを、ちょっぴり思わせました。
まぁ、エピソードを貫く軸は「ぱんつ」でしたけども。
●大人な葵。
表紙は、大人な葵。もー最高っ!!
ザ・チルドレンは3人とも可愛いですが、こうして見ると、いわゆる「美人」なのは葵かもしれないですねー。私も高校時代あたりに、こういう人に家庭教師してほしかったですなー。い、いや、今からでも……(無理)。
ところで、5巻の大人な薫が「PANDRA」印のベルトをしてるって話を、こないだ書きましたが、この葵は、ちょっと違いますね。なにが違うって、子供時代と同じイヤリングをしています。
このイヤリングは、「BABEL」謹製の「EPSリミッター」のはず。てことは、この葵は「PANDRA」には入ってない……のかな?
あるいは、「PANDRA」には入ったけれど、「BABEL」を懐かしむ気持ちが残ってる、みたいな見方もできるかもしれませんね。
まぁ、最大の注目ポイントは、横向きになったことでより明らかになった、「慎ましやかな」胸ですけども。
なんか、だらだら書いてしまいましたけど、まだまだ注目すべきポイントはいっぱいありますね。というか、1ページに1個はあるって感じ。全然書き足りないけど、キリないのでやめます。
てゆかね……はやく7巻を!!(笑)