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サスケ部屋mk2

――だらだらお絵描き。
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>>トラでもライオンでもなく。

※末尾に、ちょびっと追記しました。

椎名先生の完成原稿速報、またしてもおそろしげな絵が……。

>> 完成原稿速報061104

苦悩する皆本の表情。そして腕の角度。どう見ても熱線銃を構えてますよね。にゅにゅー。ど、どーするんだ、皆本? 撃つのか? 撃っちまうのか!?

なんかもー脳内での鬱展開が止まらなくなって(撃つ展開だけに・笑)、ちょいと怖くなってきたので、逃避行動のために違う展開を考えてみました。キーは蕾見不二子管理官。


薫・修行中。エスパー vs ノーマルってのは、

牙があるトラ。→ 怒る。→ 噛みつく。→ 危険! 狩るしか!

とまぁ、大雑把に言っちゃえばこういう構図なわけですよね。で、不二子ちゃんが皆本に熱線銃「エスパー・ハンター」を持たせた意図を、ずーっと考えてるんですけど。

「エスパー・ハンター」ってのは、要するに「トラに対する猟銃」みたいなもんです。ぶるぶる。でも、他ならぬ皆本に渡すのに「トラに対する猟銃」っていうんじゃ、あまりと言えばあんまりな気がする。そのまんまやん!
てゆか、それを、自身が超能力者(エスパー)である不二子ちゃんがやるとは、あんまし思えないのです(開発者の意図はともあれ)。


で、逃避的に考えたのは、これは「皆本をトラにしてしまう」作戦なんじゃないか、というものです。つまり、「エスパー・ハンター」は「猟銃」というよりは「牙」。これを手にすることによって、鋭い牙で噛みつくことは、もはや普通人(ノーマル)にも可能になる、みたいな感じ。

でね、ここでもう一度、1巻の皆本の台詞(ギャグだけど)に戻ってみます。

皆本「腹が立ったら殺していいのか? え? お前はなんだ? 野生のトラか何かか?」

この言葉は、今、皆本自身の上にも降り掛かってきたんじゃないでしょうか? 牙を持ってしまったら、お前は噛みつくのか? てな感じで。逆に言えば、今までチルドレンが噛まれなかったのは、周りが牙を持ってなかったからなのか? と(まぁ、そういう面も大きいと思うけどね)。

エスパーであれノーマルであれ、トラでもライオンでもなく、そしてシマウマでもない。ならば、

牙はある(いつでも噛みつける)けど、あえて噛みつかない。または、噛みつかずに済むように考える。

そういう風にならないとねー。そして、その姿勢は、単なるシマウマさんではなく、実際に牙を持ちつつ噛みつかない、そういう人が教えてあげないとねー。

てなことを、不二子ちゃんは考えてるんじゃないでしょうか? ……だめ?


エスパーの脅威を、皆本や薫は「トラやライオン」になぞらえていました。でも、もっと違うものになれるはずなんです。だって彼女たちは、「なんにでもなれる」んだから!

□  □  □

とまぁ、妄想をたくましくしてるわけですが(笑)、次回には兵部さんも参戦するみたいですから、そう簡単にはいかんのでしょうねぇ。というか、兵部が教えそうな気がするんですよね。

牙はある(いつでも噛みつける)んだから、あえて噛みつく。そして、相手にも牙はあるんだから、噛みつかれずに済むように考える。

みたいな感じで。そして、言うんです。

トラだ! トラだ! おまえはトラになるんだ!!

……と、お若い方には通じないネタでおわりー(笑)。


絵は、「やっぱ修行が必要だよね」みたいなイメージ……なんだけど、文章の方が当初のイメージと違っちゃったので、よくわかんないものになったかも(笑)。
書きはじめる前は、武道家/格闘家もトラの牙を持ってて、その手は武器と見なされるけれど、ちゃんとした人はちゃんとしてるよね、みたいな感じで考えてたのですよよよ。ま、いーか。


【追記】

1巻の「野生のトラか何かか?」と同じシーンでの台詞ですが(「未来は踊る(前)」)、これも読み返してみると興味深いです。

薫「あたしは……他のエスパーの分まで、怒るべきじゃないかなって。紫穂や葵と違って、あたしには直接戦う力があるんだもん……!」
皆本「……! バカ言うな、暴力では何も――」

このときは、ここで「普通の人々」が介入したために会話はうやむやに終わっちゃいましたが、そのオトシマエをつけることを、今になって要求されてるのかなー、みたいな。

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