椎名に訊け!
FUKAZAWAさんのC-WWW What's New! 「[椎名高志]まんカレ通信/プロが語るまんが秘伝!! 椎名高志先生」より。
少年サンデーの新人まんが賞「まんがカレッジ」には「まんカレ通信」というメールマガジンがあるんだそうですが(知らんかったー)、その中の「プロが語るまんが秘伝!!」に椎名センセが登場されてたそうです。
>> めざせ! まんが家
この「プロが語るまんが秘伝!!」はWebでもバックナンバーが公開されてますが、そうそうたるメンバーが揃ってますねー。
松江名俊センセ(史上最強の弟子ケンイチ)、雷句誠センセ(金色のガッシュ!!)、畑健二郎センセ(ハヤテのごとく! )、藤田和日郎センセ(からくりサーカス)、草場道輝センセ(見上げてごらん)、小笠原真センセ(兄ふんじゃった!)、橋口たかしセンセ(焼きたて!!ジャぱん)、鈴木央センセ(ブリザードアクセル)、万乗大智センセ(武心 BUSHIN)、井上和郎センセ(あいこら)、モリタイシセンセ(RANGEMAN)、高橋留美子センセ(犬夜叉)、皆川亮二センセ(D-LIVE!!)、杉本ペロセンセ(ネコなび)、田村光久センセ(妖逆門)、田辺イエロウセンセ(結界師)、吉田正紀センセ(イフリート〜断罪の炎人〜)、寒川一之センセ(GOLDEN★AGE)、そして、椎名高志センセ(絶対可憐チルドレン)。
はぁ……まとめるだけで疲れてしまいましたw 読みごたえ満点です。
さてさて、そのバックナンバーは、こちらから。
椎名センセの項を見ると、もちろん新人漫画家さんへのアドバイスも満載なんだけど(それがメインだし)、野部利雄センセのアシスタントをされてたことや、(横島クンをほうふつとさせるような)安アパートに住んでたことなんかも書かれてて、単なるファンとして読んでも非常に興味深いです。
他にも、アドバイスの言葉がスティーヴン・キングから引用されてたり、藤子・F・不二雄先生や大友克洋先生の名前が散見されたりするあたり、「あー、椎名高志だなー」なんて思わされます。
カッコいいなーと思うのは、この言葉(PART2より)。
ボクも今描いている絵に納得したことなんてないですし、一応、ある程度の水準はクリアしていて、皆さんにお見せできないほどのものじゃないけれど…でも理想にはほど遠いなぁ、というのが本音です。
連載中の「絶対可憐チルドレン」を1巻から10巻まで見返してみても、常に変化を恐れず、進化しつづけてることがわかりますから、これは単に言葉だけじゃないですよね。
「本当に自分は努力しているかな?」「努力って本当にこれでいいの?」と自問自答する話なんかも、そのへんを踏まえると凄みを感じたりします。
椎名センセはデビューしてから18年も経ってるベテランですが、まだまだやってくれそうで嬉しいなー、とか思ったことでございました。
掲載してる絵は、1990年(発売は89年末)に描かれた「Dr. 椎名の教育的指導!」の扉カットです。デビュー当時の言葉ですし、もちろん自虐ギャグとして描かれたものではあるんだけど、今回の「プロが語るまんが秘伝!!」を読んでから見ると、なんとなく味わい深い気がしたので。
「一生新人」って、意外といい言葉かもですよね。
Comments
椎名先生熱いですねー(ノД`)
魂のシャウトを感じます。
漫画ではないけれど、自分の世界を表現して世の中に出たいと思う私にとっては、非常にありがたく参考になる話ばかりでした。
とにかくひたすら書いて書いて、そして考えて考えて自分の経験と技術を積み上げて、そして情熱をぶつけていくしかないんですねー。
くじけず諦めず、頑張ろうと思いました。
サスケさん紹介ありがとうございました!
分別をわきまえた大人になりつつ、同時にガキっぽさを残しつつ
老けていくことができたらなー、なんてよく思いますが、
センセはそんな感じかもしれませんよね。うらやましい。
おっぱいおっぱい言いながらも、夢に向かって歩いてるちくわぶさんは素敵です。
いつか有名になって、インタビューで
「サスケさんに教えてもらいました」とか答えてくださいw
それが私の夢(小さいw)。