雷句誠先生、小学館を提訴、そして……。
すでに各所で話題になっていますが、「金色のガッシュ」の雷句誠先生が小学館を提訴しました。
>> 金色のガッシュ!!:作者の雷句誠さんが原画紛失の小学館提訴(まんたんウェブ) - 毎日jp(毎日新聞)
>> 小学館が人気漫画原画を紛失、著者が賠償求め提訴 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
訴訟の内容は、小学館にカラー原画5枚を紛失されたとして330万円の損害賠償を求める、というもの。原画の価値としては各30万円と算出、請求額には慰謝料を含めるようです。
もともとは小学館からは賠償金として50万円(賠償金+補償金という名目)を提示されていたものの、「私が小学館側の金額で判を押せば、自分より若い漫画家が何も言えなくなる」(上記「まんたんウェブ」より)として、提訴に踏み切った模様です。
これだけでも大変なことですが、さらに衝撃的なのは、雷句先生のブログで公開されている「陳述書」に書かれた編集者の実態でしょう。
>> (株)小学館を提訴。 雷句誠の今日このごろ。/ウェブリブログ
カラー原稿の紛失は確かに重大な問題ですが、この「陳述書」に書かれた内容は、それすらもかすんでしまうほどのもの。かなりの文章量であり、重いです。古いブラウザを使われてる方は注意していただきたいですが、それでも一度は目を通してほしいです。
……あれこれ書きかけてたのですが、問題が重大すぎて、ちょっとまともな文章になりそうにありません。なので、私的なコメントは避けます。片方だけの言い分で判断するのも危険なことかもしれませんし。
ただ、問題があるなら十分に話し合い、業界全体の問題として取り組んでほしいと思います。できうるならば、他の出版社/他の作家も参加して。
漫画家と、そして、漫画読者に、明るい未来がありますように。ただそれだけを祈ります。
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