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サスケ部屋mk2

――だらだらお絵描き。
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>>ギフト。

Macは直ったのですが、仕事がバタバタしてまして、なかなか更新頻度が上がりませんが(笑)、リハビリかたがた、絶対可憐チルドレンの今シリーズ「ギフト・オブ・チルドレン」のタイトルの「ギフト」について、覚え書き程度のことをちょろちょろ書いてみます。

●賢者の贈り物。

クリスマス・シーズンであることも含めて、タイトルの元ネタはオー・ヘンリーの「賢者の贈り物」だと思います。原題は「The Gift of the Magi」。クリスマスに互いにプレゼントを贈り合う貧しい夫婦の、やや物悲しくも美しく暖かい物語。

オー・ヘンリーの短編は、「賢者の贈り物」のほかにも「最後の一葉」なんかが有名ですよね。個人的には「20年後」なんかすごく好き。味わい深いです。

短編集はいろんな会社から出版されていますが、「青空文庫」でも読むことができますね。無料で利用できますので、未読の方は是非ぜひ!

>> 図書カード:賢者の贈り物(訳:結城 浩さん)

ところで、「Magi」なんて言われると、なんとなく「ネギま!」の「マギステル・マギ」なんか思い出してしまう今日この頃(笑)。魔法使い、魔術師、占星術師、なんて意味があります。「Magic」にも関連する言葉ですよね。

が、この場合は「東方の三博士」のこと。読み方は、英語なら「メイジャイ」。題名の「賢者の贈り物」というのは、イエス・キリストが生まれた夜、東方からやって来た3人の賢者(三博士)が、イエスに与えた祝福の贈り物のことです。

●才能。

「Gift」は「プレゼント、贈り物」のことですが、同時に「神からの贈り物」という意味を込めて「天賦の才、天資、天稟」なんて意味も持っています。

特に「ギフト・オブ・なんとか」という言い方をすると、そういう意味合いが強くなるみたい。たとえば、「gift of heaven : 天賦の才」「gift of song : 歌う才能」「gift of tongues : 語学の才能」みたいな言葉があります。今シリーズの題名としては、こっちの意味合いが強いでしょう(たぶん)。

ただ「ギフト・オブ・チルドレン」となると「チルドレンな才能」って感じですね。まぁ、超能力も強くなりそうではあるけど、我がままになってもしょーがないかなーって感じもします(笑)。

ところで、「ギフト・オブ・なんとか」の言葉には「gift of the Gods」というのもあります。これは「生まれつきの才能や幸運」という意味なんだけど。

これに上手いこと引っ掛ければ「Gift of the Goddess」として、葵が主人公の話も作れたはずなのにぃ〜。葵に光を! もっと光を!

●贈り物。

才能の意味合いが強いとか言いつつ、「贈り物」のほうのネタも。絶チル第2巻の1st sense.(連載スタートの回)で、皆本と朧さんはこんな会話を交わしています。

朧「先はまだ長いんですもの。結果のためだけに仕事は続けられませんわ。仕事から何かをもらうことも大切ですよ」
皆本「僕があいつらから何をもらえるっていうんだ!?」

なんかもらえるといいよね、皆本。

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